“お一人様”の現実

「お一人様」という言葉が浸透してきて、一人でも楽しく人生を過ごせる時代になったことはいいことだと思います。
ただ、自分が元気なうちは問題ないのですが、身体が弱ってきたとき、判断能力がなくなってきたとき、死を迎えるとき、いったいだれに何をしてもらえるのでしょうか。

まずは、自分自身の身の回りを見渡してみてください。
みなさんには、どんな人間関係がありますか。
家族、親戚、友だち、など、身近な人とどれくらいコミュニケーションが取れていますか。
もし今自分に何かあったとしたら、いったいだれに何をお願いしますか。

日本には戸籍制度があり、人が生まれてから死ぬまでのその人の身分が記録されています。
亡くなった後に、もし「お一人様」だった場合、まずはその方の戸籍をすべて調べて親族がいないかを確認します。親、兄弟、子どもがいなくても、いとこやはとこがいる可能性がありますよね。
すると、ほとんど交流がなかったとしてもそのいとこやはとこに連絡がいくのです。
「遠い親戚」の不幸を知らされたとき、みなさんだったらどうしますか。

ご存知のように出生率は右肩下がり。
生涯未婚率(50歳時の未婚率)は男女ともに右肩上がり。
つまり、親亡き後、兄弟も子どももいないという人は今後さらに増えていくと見られています。
このことが良いか悪いかという議論はひとまずおいておいて、まずはこの現実をしっかり理解しておかなければならないと思います。
今までのように、自分に何かあってもだれかがなんとかしてくれる、という時代ではないということです。

たとえ子どもがいても、「子どもには迷惑をかけたくない」という親が多いようです。
それならば、自分が元気なうちにやるべきことをやっておく必要がありますよね。
時間があるときにでも、是非一度じっくり考えてみてください!

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